60代男性 母指CM関節症の経過

【症例紹介】ペットボトルの蓋も開けられなかった母指CM関節症の痛みが改善した66歳男性

「親指の付け根が痛くて、瓶の蓋が開けられない…」
「『関節が変形しているから仕方ない』と言われた…」

そんな、つらい親指の付け根の痛み「母指CM関節症」でお悩みの方へ。
今回は、実際に当院にご来院された66歳男性の患者様が、日常生活の支障や趣味のゴルフを諦めるほどの痛みから解放された道のりをご紹介します。

患者様: 66歳 男性
お悩み: 両手の親指の付け根の痛み(母指CM関節症)
来院の経緯: ご来院の1年半ほど前、特別なきっかけもなく両手の親指に痛みが出始め、整形外科で「母指CM関節症」と診断されました。日常生活ではペットボトルの蓋を手で開けられず、口を使って開けている状態で、安静にしていても痛みがあり、大好きだった趣味のゴルフもできない状況でした。

【初診時】「変形は治らない」でも、痛みは改善できる可能性がある

初診時、まず患者様に正直にお伝えしたことがあります。 それは、「骨自体の変形を元に戻すことはできません。
しかし、関節にかかる負担を根本から減らすことで、今ある痛みを和らげることは可能かもしれません」ということです。

詳しくお身体を検査したところ、痛みの原因は親指だけでなく、他の部分にあると判断しました。

  • 巻き肩: 肩が内側に入り込むことで、腕全体にねじれが生じていました。
  • 腕の筋肉の過度な緊張: 特に腕の内側(前腕屈筋群)がガチガチに硬くなっていました。
  • 手首のねじれと硬さ(回内拘縮): 手首が内にねじれたまま固まり、親指の付け根に常にストレスをかけていました。

そこで初回の施術では、親指への直接的なアプローチに加え、これらの根本原因を改善するための施術を行いました。

  • 姿勢の改善矯正
  • 腕全体の筋肉を緩めるマッサージ
  • カイロボードによる手首の矯正
  • ハイボルトによる痛みの除去

半年後:ペットボトルの蓋が開けられ、趣味のゴルフも再開!

施術を継続していくと、お身体には着実な変化が現れました。
6回目のご来院時には、口を使わずにご自身の力でペットボトルの蓋を開けられるようになりました。

8回目のご来院時には、当初と比較すると、痛みは4割ほどにまで軽減していました。

そして、初診から半年後。
ついに、一番の目標であった趣味のゴルフを痛みなく再開することができたのです。

現在:良い状態を維持するためのメンテナンス

現在は、痛みが再発しないように、また、ゴルフを長く楽しめるように、2週間に1回のペースでメンテナンスにご来院いただいています。

まとめ:「変形しているから仕方ない」と諦める前に

「CM関節症」と診断されると、「骨が変形しているなら、もう良くならない」と諦めてしまう方が少なくありません。
しかし、痛みの原因は、変形そのものだけではなく、今回の患者様のように、姿勢や腕全体のねじれといった「関節への負担」が大きく影響しています。

可児ボディーメイク接骨院では、変形自体は元に戻せなくても、その背景にある根本的な原因を見つけ出し、関節への負担を減らすことで、痛みの改善と「やりたいことができる生活」を取り戻すことをゴールとしています。

「どうせ治らない」と諦めている関節の痛みでお悩みの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。


【ご注意】 ※当内容はご紹介する症例の一例です。
※お身体の状態は一人ひとり異なるため、効果には個人差があり、結果を保証するものではありません。
※当院では、患者様一人ひとりのお身体の状態に合わせて、最適な施術プランをご提案させていただきます。

可児ボディーメイク接骨院