50代女性 股関節(鼠径部)痛の経過

姿勢不良【症例紹介】腰痛から始まった股関節の痛みが早期改善した50代女性

「最初は腰痛だったのに、いつの間にか股関節(足の付け根)が痛くなってきた…」
「朝、起き上がる時や動き始めにズキッと痛む…」

そんな、痛む場所が変わっていくような症状にお悩みの方へ。
今回は、実際に当院にご来院された50代女性の患者様が、つらい股関節の痛みから早期に解放された道のりをご紹介します。

患者様: 50代 女性
お悩み: 股関節前面(鼠径部)の痛み
来院の経緯: ご来院の2ヶ月ほど前、庭の掃き掃除をきっかけに腰痛が発症。
その後、お仕事終わりから股関節(鼠径部)にも痛みが出始め、ご来院時には腰よりも股関節の痛みのほうが気になる状態になっていました。

来院された際は、朝ベッドから起き上がる時や、座った状態から立ち上がる時など、動き始めに股関節の前面に痛みが走るご様子でした。

【初診時】痛みの原因は、筋肉の「攣縮(れんしゅく)」と「滑りの悪さ」

詳しくお身体を検査したところ、痛みの原因は主に2つあると判断しました。

  1. インナーマッスルの筋攣縮: 股関節の奥深くにあるインナーマッスル(腸腰筋)が、姿勢不良(スウェイバック)にて過度に緊張し、けいれんするように硬くなっていました。
  2. 筋肉同士の滑りの悪さ(滑走障害): 太ももの前の二つの筋肉(大腿直筋と縫工筋)の動きが悪くなり、お互いにくっついてしまっているような状態で、スムーズな股関節の動きを妨げていました。

そこで初回の施術では、これらの筋肉と、その土台となる骨盤へアプローチしました。

  • 股関節の可動域を広げる矯正
  • トムソンベッドによる骨盤矯正
  • 特殊な手技による腸腰筋の緊張緩和(反回抑制)

【2回目〜】早期改善の鍵は「早めの対応」でした

2回目のご来院時には、症状は半分ほどにまで軽減していました。
今回の患者様のように、痛みが出始めてから早い段階(今回は1週間ほど)でご来院いただいたことが、これだけ早い改善に繋がった大きな要因です。

症状が大きく改善していたため、この回からは良い状態を維持し、再発を防ぐためにご自宅でできる腸腰筋と太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)のストレッチを指導しました。

その結果、4回目のご来院時には、あれだけ気になっていた股関節と腰の痛みはほぼ消失しました。

現在:痛みの解消から、全身のメンテナンスへ

当初のお悩みが解消されたため、4回目の施術後からは、ご本人様が長年お悩みだった慢性的な肩こりの施術へと移行しました。

現在は、肩こりのケアはもちろん、腰や股関節の痛みが再発しないようにするため、1ヶ月に1回のペースで全身のメンテナンスにご来院いただいています。

まとめ:「そのうち治るだろう」は危険信号。早めの対応が早期改善の鍵です

「これくらいの痛みなら…」と我慢してしまうと、症状が慢性化・複雑化し、改善までに時間がかかってしまうケースは少なくありません。
逆に言えば、痛みを感じてからすぐに行動を起こすことで、体は驚くほどスムーズに回復に向かってくれます。

可児ボディーメイク接骨院では、目の前の痛みを早期に改善することはもちろん、その背景にある根本的な原因まで見つけ出し、「痛みを再発させない、健康な体づくり」をゴールとしています。

原因がよくわからない痛みや、なかなか治らない不調でお悩みの方は、「そのうち治るだろう」と放置せず、ぜひ一度お気軽にご相談ください。


【ご注意】 ※当内容はご紹介する症例の一例です。
※お身体の状態は一人ひとり異なるため、効果には個人差があり、結果を保証するものではありません。
※当院では、患者様一人ひとりのお身体の状態に合わせて、最適な施術プランをご提案させていただきます。

可児ボディーメイク接骨院