10代男性 オスグッド(膝の痛み)の経過

【症例紹介】安静にしても治らなかったオスグッド病が改善した10代男性

「スポーツを頑張るお子さんが、膝の痛みを訴えていませんか?」 「病院で『オスグッド』と診断され、安静にするように言われたけど、なかなか良くならない…」

そんな、成長期のお子さんを抱える親御さんへ。
今回は、実際に当院にご来院された10代男性の患者様が、つらいオスグッド病の痛みから解放され、スポーツに復帰するまでの道のりをご紹介します。

患者様: 10代 男性
お悩み: オスグッド病による膝の痛み
来院の経緯: ご来院の半年前から膝に違和感が出始め、徐々にすねの骨(脛骨粗面)が出っ張ってきました。
整形外科を受診したところ、成長期のスポーツ障害である「オスグッド病」と診断され、安静の指示を受けました。
しかし、休んでも痛みが引かなかったため、当院へご来院されました。

来院された際は、すねの骨の出っ張っている部分に強い痛み(圧痛)があり、階段を降りる、ジャンプする、しゃがむ、自転車を漕ぐといった動作で強い痛みが出ていました。

【初診時】痛みの原因は膝だけでなく、股関節と骨盤にありました

詳しくお身体を検査したところ、痛みの直接的な原因は膝の炎症ですが、その背景には2つの大きな問題が隠れていると判断しました。

  1. 股関節の硬さ: 股関節の動きが悪く、その分、膝の筋肉や関節に過剰な負担がかかっていました。
  2. 太ももの筋肉の過度な緊張: 太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)がガチガチに緊張し、膝のお皿の下の付着部(痛む場所)を常に引っ張っている状態でした。

そこで初回の施術では、膝の痛みへのアプローチと同時に、これらの根本原因を改善する施術を行いました。

  • 股関節の可動域を広げる矯正
  • カイロベットによる骨盤矯正
  • IM2000(特殊な電気治療器)を用いた組織修復の促進

【5回目】セルフケアを交え、リレーを走れるまでに回復!

ご自宅でもケアを続けていただけるよう、股関節のインナーマッスル(腸腰筋)のストレッチや、太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)のマッサージ方法を指導しました。

施術とセルフケアを並行して行った結果、5回目のご来院時には、学校のリレーで走れるまでに痛みが改善しました。

しかし、自転車を漕ぐ際に膝が深く曲がると、まだ痛みが誘発される状態でした。
そこで、ハイボルト療法を用いて深く筋肉を緩め、関節の動きを良くする施術を継続しました。

【7回目〜】痛みの解消から、再発予防のメンテナンスへ

7回目のご来院時には、日常生活での痛みはほぼ消失しました。

成長期は、体の使い方や筋肉のバランスが崩れやすい時期です。
今後も、大好きなスポーツを痛みなく続けられるように、現在は1ヶ月に1回ほどのペースで、体のバランスを整えるメンテナンスに切り替えてご来院いただいています。

まとめ:成長期の痛みは「ただの成長痛」ではありません

「オスグッド病」などの成長期のスポーツ障害は、「成長が止まれば治る」と言われることもありますが、痛みを我慢しながら安静にするだけでは、競技への復帰が遅れたり、痛みが慢性化したりするケースも少なくありません。

可児ボディーメイク接骨院では、痛む場所だけでなく、その根本原因である股関節や骨盤の歪み、筋肉の硬さまでアプローチすることで、早期の競技復帰と再発予防を目指します。

「ただの成長痛だから」と諦めずに、ぜひ一度お気軽にご相談ください。


【ご注意】 ※当内容はご紹介する症例の一例です。
※お身体の状態は一人ひとり異なるため、効果には個人差があり、結果を保証するものではありません。
※当院では、患者様一人ひとりのお身体の状態に合わせて、最適な施術プランをご提案させていただきます。

可児ボディーメイク接骨院