転倒して1ヶ月治らなかった「中指の痛み」が、肩と姿勢へのアプローチで改善した50代女性

「転んで手をついてしまったけど、そのうち治るだろう…」
「1ヶ月経っても、指を曲げると痛くて仕事が辛い…」

そんな、怪我の後の長引く痛みにお悩みの方へ。
今回は、転倒して手を負傷した後、1ヶ月経過しても痛みが取れなかった50代女性の患者様が、当院の施術で早期に改善された道のりをご紹介します。

患者様： 50代 女性
お悩み： 右手中指の甲側（背側）の痛み
来院の経緯： ご来院の1ヶ月前、転倒して手をついた際に負傷されました。「すぐに治るだろう」と思われていましたが、なかなか痛みが引かず、お仕事でレジを打つ時や、物を握る動作で強い痛みが出るため、当院へご来院されました。

【初診時】痛みの原因は、指だけでなく「腕から背中のつながり」にありました

詳しくお身体を検査したところ、痛みの直接的な原因は、指を伸ばす腱（伸筋腱）の炎症でした。
しかし、なぜ1ヶ月も痛みが治らなかったのか？
その背景には、腕から背中にかけての筋肉のつながり（アナトミートレイン：SBAL）に問題が隠れていました。

• 腕から背中にかけての強い緊張： 指を動かす前腕の筋肉だけでなく、肩や首の筋肉（僧帽筋）にも強い緊張が見られました。

• 姿勢の影響（スウェイバック）： もともとの姿勢が悪く、肩甲骨の動きが悪くなっていたことで、手をついた衝撃がうまく逃げず、また回復を妨げる要因になっていました。

そこで初回の施術では、痛む指先だけでなく、つながりのある肩や背中から緩めるアプローチを行いました。

• 肩甲骨を動かすための姿勢矯正

• 肩関節のねじれを整える外旋矯正

• 前腕のマッサージと、指の腱へのハイボルト療法

【5回目】好転反応を乗り越え、痛みは消失！

初回、2回目の施術後は、普段の筋肉の硬さが強かった反動か、肩や背中に少し揉み返しのようなダルさが出ることがありました。 しかし、これは体が変化しようとしている反応（好転反応）でもあります。その間も、指の症状は着実に改善していきました。

そして、5回目の施術時には、あれだけ長引いていた指の痛みはほぼなくなっていました。

現在：根本原因の姿勢を整え、「卒院」へ

痛みはなくなりましたが、再発を防ぐため、その後は根本原因となっていた「スウェイバック姿勢」を改善する施術を月に1～2回のペースで実施。
お身体の状態が安定したことを確認し、無事に当院を「卒院」となりました。

まとめ：指の痛みも、全身を見て治すことが大切です

「指の怪我だから指だけ治療すればいい」と思われがちですが、今回の患者様のように、肩や背中の緊張が回復を遅らせているケースは多々あります。 なかなか治らない痛みには、必ず理由があります。

可児ボディーメイク接骨院では、局所の痛みだけでなく、全身のバランスや筋肉のつながりから原因を見つけ出し、早期改善を目指します。
怪我の後の長引く痛みでお悩みの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

【ご注意】 ※当内容はご紹介する症例の一例です。
※お身体の状態は一人ひとり異なるため、効果には個人差があり、結果を保証するものではありません。
※当院では、患者様一人ひとりのお身体の状態に合わせて、最適な施術プランをご提案させていただきます。