今回は、数年前からの慢性的な腰痛があり、力仕事をきっかけに「ぎっくり腰」のような強い痛みを引き起こしてしまった30代女性(マッサージ師)の改善症例をご報告します。
強い痛みがある場合でも、痛みの原因となっている組織と、そこに負担をかけている力学的な原因を正確に見極めることで、早期の症状改善が見込めます。
【患者様情報と主訴】
-
年齢・性別・職業: 30代 女性 マッサージ師
-
症状と経緯: 数年前から慢性的な腰痛を抱えていたが、来院3日前に力仕事をした直後から症状が急激に悪化。
-
日常生活での制限(ADL): 椅子からの「立ち上がり動作」や、前屈姿勢からの「起き上がり動作」で強い痛みが生じる状態。
【当院での評価・推論】 問診および理学所見から、今回の痛みの原因を以下のように評価しました。
-
① 組織学的推論(どこが痛いのか)
L4/5(第4・第5腰椎)の椎間関節の障害、および腰を支える多裂筋の過緊張が痛みの直接的な原因(発痛源)であると判断しました。 -
② 力学的推論(なぜそこが痛くなったのか)
患者様は骨盤が前方にスライドし、上半身が後方に残る「スウェイバック姿勢」となっていました。この不良姿勢により、日常的に下部腰椎(L4/5周辺)へ過度なメカニカルストレス(伸展・剪断力)が集中しやすくなっており、そこへ力仕事の負荷が加わったことで組織の許容量を超え、急性増悪を引き起こしたと考えられます。
【施術内容と経過】 上記の評価に基づき、以下の手順でアプローチを行いました。
-
③ 施術方法
-
物理療法(鎮痛と組織修復): 当院の主力機器である「フィジオアクティブHV(ハイボルト)」をL4/5椎間関節および多裂筋に対して照射し、即効性の高い鎮痛と神経の興奮抑制を図りました。さらに、微弱電流(MCR)治療器である「IM-2000」を使用し、細胞レベルでの組織修復を促進させました。
-
整体・徒手療法: 多裂筋の過度な緊張を緩和させるため、腰部だけでなく、連動する股関節周囲のストレッチおよび可動域改善の施術を行いました。
-
-
経過と結果: 初回の施術で動作時の痛みが軽減。3回目の来院時には、立ち上がりや起き上がり時の強い痛みはほぼ消失しました。ぎっくり腰のような急性症状でも、適切な評価と機器を用いた介入を行うことで早期改善が可能です。
【今後の予防とセルフケア】
-
④ セルフケアと現在の状況
現在は強い痛みは消失していますが、根本的な原因である「スウェイバック姿勢」を放置すると再発のリスクが残ります。そのため、現在は月1回のメンテナンス通院にて、姿勢改善のための運動療法と関節機能の維持を行っています。
【まとめ】
「ぎっくり腰」や「悪化した慢性腰痛」は、ただ安静にしているだけでは回復に時間がかかるだけでなく、痛みをかばう動作が新たな不調を生む原因になります。
解剖学・運動学に基づいた正しい評価と、適切な物理療法・整体を組み合わせることで、早期の仕事復帰や日常生活への復帰をサポートいたします。腰の痛みでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
可児ボディーメイク接骨院
住所:1667-1
(※ご予約・お問い合わせはお電話またはWEBより承っております。)





お電話ありがとうございます、
可児ボディーメイク接骨院でございます。